SCP-020-DIC

SCP-020-DIC  危険度　グリーン　【狂気レコード】

特別収容プロトコル

SCP-020-DICは、サイト■■内の低危険度収容ロッカーに収容し、実験を行わないでください。

説明

SCP-020-DICの外見は、一般的なレコードと同一であり、一般的なレコードプレーヤーにて再生可能です。

SCP-020-DICを再生すると、音源の半径10m以内にいる人物は互いに敵意を抱き、最後の1人になるまで殺し合いを続けます。

最後に残った1人は、激しい罪悪感に苛まれ、最後には身体が破裂して死亡します。

実験により、異常性はレコードではなく中身の音楽にあるとわかっています。

実験ログ001

咲形博士: では、音源を再生してください。

遠隔でSCP-020-DICの音楽をダビングしたテープが再生される。

音源を再生した直後、事前に実験室に入れていた武器を被験者たちが手に取る。

被験者たちは殺し合いを始める。

被験者が最後の1人になったところで実験を終了した。

以下は残った被験者に対するインタビューログです。

被験者: ああ、私はとんでもないことをしてしまった...これからどうすればいいんだ...

咲形博士: 落ち着いてください。あなたは何も悪くありません。

[長い沈黙]

被験者: はあ、はあ、ようやく落ち着いたよ。

[被験者の身体が破裂する]

[ログ終了]