SCP-042-DIC

SCP-042-DIC　【暗闇様】　危険度　レッド

特別収容プロトコル

SCP-042-DICはその異常性により再収容が困難であるため、特定の条件を満たした上でサイト81■■-DIC内の特別収容室（重）に収容し、24時間監視を行ってください。また、外的要因により電気供給が停止した場合、担当職員は直ちにSCP-042-DICの位置情報を特定し、復旧が完了したら直ちに収容室内での条件をクリアしてください。

【厳重注意】

万が一SCP-042-DICが近隣住民の元に現れた場合、移動可能圏内全域で一般市民に電気の利用を停止するよう無線放送を行ってください。

説明

SCP-042-DICは体長約1.8m程の人型実体です。20■■年以降、東北地方各地で原因不明の殺人事件が相次いで発生し、警察に扮した財団職員の聞き込み調査の際■■■小学校に通う児童数名の会話により、その実態が明らかとなりました。しかしSCP-042-DICは当初、児童から都市伝説扱いをされており、その話の内容が異なっていたためSCP-042-DICの収容に時間を要してしまいました。

SCP-042-DICは基本、午後11時から午前6時までの間に電気を点けている空間に現れ、時間外になると消失するという一連の流れを繰り返し行っています。点灯時のSCP-042-DICは何ら異変もない20〜30代の日本人男性とされており、友好的で会話による意思疎通も可能とされています。非活性化時のSCP-042-DICは、基本的に食事・睡眠等を必要とせず、"至って普通の人間"として活動しています。しかし、SCP-042-DICの発生時に該当の空間の電気を消す（光の強さが20%以下となる）と、SCP-042-DICは活性化します。

活性化時、SCP-042-DICは全身が白色になり、眼球は単眼で人間の頭部と同等のサイズに変化します。それに伴いSCP-042-DICの頭部は非活性化時の2.5倍程のサイズへと変化します。該当の状態に変化したSCP-042-DICは、どの角度から見ても常にこちらを目視している様になり、活性化時点で画面上に映し出された実体の様に変化するため、距離感が掴めなくなります。活性化後、SCP-042-DICは視認可能な範囲にいる被験者を［編集済み］、［編集済み］、［編集済み］のようにして殺害します。

空間内の電気が点灯すると、SCP-042-DICは非活性化状態となり、実体は姿を消します。その後、SCP-042-DICは以上の条件を満たした別の場所に再度出現します。しかし、SCP-042-DICは何故か東北地方以外での確認がされていません。

追記

SCP-042-DICの収容時、過去7回収容違反が発生しました。

以下は収容違反の際に発生した事案です。

【1回目　201■年　■月■日】

原因:職員の管理不足

担当職員が監視を行わなかった事に加え、収容室の警備が甘かった事によりSCP-042-DICが脱走。幸い異常性が活性化する事はなかった。

【2回目　201■年　■月■日】

原因:落雷による電気供給システムの停止

SCP-042-DICは活性化状態となり担当職員2名が負傷、1名が意識不明となった。

再収容にかかった日数　15日

【3回目　201■年　■月■日】

原因:管理長のミス

管理長が調査に向かう際、転倒した弾みで配電盤が破損。幸い負傷者は出なかった。

再収容にかかった日数　6日

【4回目　202■年　■月■日】

原因:地震による停電

活性化状態になったSCP-042-DICは職員を殺害、その後市街地にて出現した事により一般市民も巻き込まれた。結果負傷者17名、死者52名、行方不明者3名となった。

再収容にかかった日数　132日

【5回目　202■年　■月■日】

原因:不明

SCP-042-DICが突如活性化し担当職員とその場にいた職員数名を殺害した。

原因はおそらく電気の経年劣化と思われる。

再収容にかかった日数　2日

【6回目　202■年　■月■日】

原因:管理長のミス

休憩中、職員にコーヒーを配っていた管理長が転倒。その弾みでまたもや配電盤が機能しなくなった。幸い負傷者は出なかった。

その後の調査で、管理長には持病の腰痛があったとされており、今回の件で一時的に解雇となりました。

再収容にかかった日数　0.08日

【7回目　202■年　■月■日】

原因:不明

SCP-042-DICは活性化状態で脱走。東北地方全域で■■■人もの死者を出した。

再収容にかかった日数　1308日

財団大丈夫？