001NMJK
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SCP-001-DIC 【終末の提言】 危険度 ERROR
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説明
SCP-001-DICは、DIC支部サイト8150-DICの外れにあった高さ17m程の電波塔です。本来はサイト8150-DICから他サイトへの情報協力の為に使用しており、月に一度点検が行われていました。
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2019年8月9日 午前8時41分頃、SCP-001-DICは電波を利用して世界全体に大規模な電波障害を発生させ、ミーム殺害エージェント(以下略)により全人類の約9割が死亡しました。事件が発覚したのは発生から数分後の事でした。一部の職員が業務用PCに表示されたミーム殺害エージェントを確認後、最高管理課への報告をする途中でサイト8150-DIC含め世界全体で大量の死者がいると言う財団職員による緊急放送によりその実態が明らかとなり、その後の調査でSCP-001-DICの異常性の活性化が確認されました。最高管理課はこの事件をきっかけにやむを得ずCKクラス-世界再構築シナリオを実行する事にしました。
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【以降の説明は最高管理課のみ閲覧が許可されています】
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補遺
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ついさっき、世界人口の8割がSCP-001-DICによって命を落とした。
最高管理課は世界の再構築を行う方針で話を進めているみたいだが、これ以上は実行できそうにない。
今、私達財団に残された選択肢は2つ。
"全てを作り直す"か、"全てを終わらせる"か。
財団職員がこの世界にいる以上、職務は全うすべきだと思っている。しかし、現段階からほんの数千万もの人間だけで再構築ができるだろうか?
無論、それは不可能でしかないとされるだろう。
我々は敗北した。財団の管理下に置かれていた、たった一つの電波塔によって。
もはや恥じる事すらできないだろう。
私がこれ以上動いても世界は元に戻らない、つまり焼石に水って事だ。
私は私の望む世界へと向かう。
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コードネームNMJK なまじゃけ博士