SCP-039-DIC のバックアップ(No.5)


SCP-039-DIC 【万能公衆電話】 危険度 オレンジ

 

特別収容プロトコル

SCP-039-DICはサイト81⬛︎⬛︎内にある特別収容室で常に監視し、万が一異常性が発生した場合は直ちに担当職員の手によって異常性を非活性化状態にしてください。また、SCP-039-DICの収容違反が発生した場合、一般人の使用がないよう速やかに回収を行ってください。

 

説明

SCP-039-DICは、発見当時大阪府⬛︎⬛︎市の国道⬛︎⬛︎線沿いに設置されていた⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎社製の公衆電話(旧型)です。200⬛︎年、群馬県⬛︎⬛︎⬛︎市にて夜中に誰もいない公衆電話から着信音が鳴り、その後公衆電話そのものが消滅したという通報がありました。警察はもともとそこに公衆電話など無かったと言う旨の発言をしており、証拠写真の提示と共に再度通報した所、警察官に武装した財団職員を通じてその情報を聞きつけた財団側が全国的に探索を行い、結果的に最終地点(大阪府⬛︎⬛︎市)でSCP-039-DICの特徴と酷似した公衆電話を発見し、収容を行いました。SCP-039-DICは相手からの着信に応答するか自身が受話器を手にした際にのみ異常性を活性化させます。SCP-039-DICは一般的な公衆電話に酷似しているにも関わらず、活性化時には利用可能時間を無視して通話ができます。

(追記)相手からの着信時、発信元を辿ろうと財団は試みましたが、それらは全て失敗に終わっています。その結果、発信元は少なくとも現在時刻から⬛︎⬛︎年間までの時間を越えており、発信元は不明とされています。

SCP-039-DICの異常性が活性化されると、被験者は通信相手(以降SCP-039-DIC-1と呼称)と連絡を取れるようになります。基本的にSCP-039-DIC-1は概ね人間とされていますが、ごく稀に未確認生命体との通信ができる場合もあります。しかし、未確認生命体との通信が可能になると、相手が敵対的な生命体だった場合に未知の力を用いての殺害や不特定な認識障害などが発生する場合があります。

被験者が通信を開始すると、通信に応じたSCP-039-DIC-1によって現実改変能力を用いて被験者の願いを叶えることができるようになりますが、SCP-039-DIC-1の対応や気分によっては現実改変を行う事なく通信が終了する事があります。また、この現象自体はSCP-039-DIC-1側が通信を開始し、被験者がそれに応じた際にも現実改変能力の使用権利が被験者に移り、同様に会話が可能です。現実改変能力を手にした被験者の通話を一時的に停止し、自身の存在する時空間又はその時空間の物に現実改変を行う事はできないとされています。(実験記録 039-DIC-A を参照)

 
 

実験記録 039-DIC-A (被験者 D-1039)

 

実験内容 D-1039の現実改変能力を自身が存在する時空間にて使用

 

結果 該当の次元に異変はなく、D-1039の身体にも影響はありませんでした。

 

(続きは後で書くお)