闇 をテンプレートにして作成 開始行: 8月、夏本番の時期になってもなお宿題が終わらない人もいれば... 僕はどちらかと言えば、暇を持て余している方だ。 どうせ予定もないのに何を楽しめばいいか分からなかった。中... 唯一友達と呼べるのは、未だにガキ大将イキりしてるグループ... 中学生になっても中身はまるで小学生みたいな集団だった。仲... 一学期はそれぐらいしか思い出がない。僕が通う学校では、体... だからそんな楽しいことも滅多になかったんだ。 #br ある日、ガキ大将含む集団が「おーい!どうせやる事ないなら... 夏といえば、スイカに花火、浴衣姿の彼女と夏祭りとか、そん... でも彼らは「肝試し」を提案した。 僕は若干バカバカしいと思っていたけど、仕方なくついていく... 90年代に客足が少なく結果的に廃ビルとなった、買い物中心の... 入口には、いつの物か分からないけど無駄に綺麗なガチャガチ... 僕らはこの中に足を踏み入れようと、立ち入り禁止の看板を無... 角を曲がった先には、未だに動いているエレベーターがあった... でもやっぱりそこで戻らないのがガキ大将。案の定僕らはエレ... 外観は古いくせに、中は意外にも広く綺麗だった。 一階一階上がって行き、最上階に着いた時。目に映ったのはと... 「なんだ、何も無いじゃんか。」 ここは廃ビル、どの階に行ったって散らかってるだけだった。... 僕らが困惑している間、エレベーターは止まる事を知らないか... #br 到着音が鳴り響く。 30秒程してエレベーターが止まった。 扉の先には、本屋のような、図書館のような空間が広がってい... 廃墟のはずなのに、あたりには人がちらほらいる。辺りは少し... 僕らは中を探索してみる事にした。ごく普通のありふれた本屋... 僕は記念に一冊、前々から読もうと思っていた小説を買った。... 僕のクラスによく来る、美術の先生だった。 先生は絵を描く事がかなり得意で、時には絵本を書いていた。... 僕は顔を見た時に、少し話しかけようと思ったが、なんとなく... 会計を済ませ、ガキ大将の所に行ってみたら、ガキ大将が立ち... #br 『お前を殺す方法』 #br 僕は目に映る事実を受け入れられなかった。何故こんな本を読... 不気味な感じがして、一部のメンバーとだけでも逃げようとし... ゴーン。 時計の鐘が鳴り響く店内、僕らはエレベーターに乗り込んだが... 扉が閉まり、店内から悲鳴が聞こえた。扉の隙間から、ガキ大... 建物を出た時、今までに感じたことのない安心感を感じた。 一部始終を目撃していた僕らは、すぐ家に帰った。 僕は夏休みの間中、ずっと考えていた。なぜ廃墟に本屋があっ... #br 夏休み明け、僕は約1ヶ月半ぶりに学校へ行った。 あの日、ガキ大将グループで廃ビルに行った事を話したが、誰... 僕の、僕らの恐怖体験はこれだけでは済むはずがなかった。 授業中、ガキ大将の方を向いてみると、様子が変だった。 目は真っ赤に充血し、体は震えていた。 ガキ大将率いるメンバーの一部も、同じ状態だった。 僕はその事を先生にこっそり話したが、授業中彼らに異変はな... それを聞いてなぜか頭が痛くなった。 給食を食べ終え、昼休み。急に気分が悪くなり、保健室に行く... 先生も、今日の意味不明な言動のこともあって、結局は保健室... 保健室に行く途中、僕はあまりの苦痛に倒れ込んでしまった。... 意識が朦朧とする中で、ある夢をみた。それは、あの夏の日の... 本屋の中で色々と物色していると、急に辺りが暗くなり、中に... 先生にクラスメイト、ガキ大将やその他諸々。 その後、一斉に僕を目がけて飛んできた。 そこで目が覚めた。 #br 僕は病室で寝ていた。周りには先生や医師が見守っていて、親... ある程度落ち着いてから、ふと窓を見た。 僕が買ってきた小説が置いてあったが、何か変だった。 あの日、ガキ大将が読んでいた本と、全く同じ状態になってい... 本を広げてみると、そこには大量の手型と、血文字で「おまえ... 何かを察して鏡を見てみると #br そこには、自分ではない-何か-が映っていた。 #br うわああぁぁぁぁぁぁぁ #br #br #br ---- 気がつけば、僕は死んでいた。 あの廃墟のせいなのか、鏡に映った自分を見たショックか、分... でも、まだ感覚はあるようだった。 僕は必死に今までの経験をノートに書き記した。 感覚が薄れていく、そんな中でも、必死に書いた。 ここにある文章も、今必死で書いている。 僕はこのノートを本屋に持っていくつもりでいる。 今やっとエレベーターに着いた。もうすぐ感覚が全て消える、... このノートが現世に残って&color(#808080){る間に、書き終え... &color(#999999){どうかこのノートが&color(#ffffff){一人で... #br #br #br #br #br #br #br #br #br &tag(tale); #br #br #br #br #br #br #br #br #br #br #br #br 終了行: 8月、夏本番の時期になってもなお宿題が終わらない人もいれば... 僕はどちらかと言えば、暇を持て余している方だ。 どうせ予定もないのに何を楽しめばいいか分からなかった。中... 唯一友達と呼べるのは、未だにガキ大将イキりしてるグループ... 中学生になっても中身はまるで小学生みたいな集団だった。仲... 一学期はそれぐらいしか思い出がない。僕が通う学校では、体... だからそんな楽しいことも滅多になかったんだ。 #br ある日、ガキ大将含む集団が「おーい!どうせやる事ないなら... 夏といえば、スイカに花火、浴衣姿の彼女と夏祭りとか、そん... でも彼らは「肝試し」を提案した。 僕は若干バカバカしいと思っていたけど、仕方なくついていく... 90年代に客足が少なく結果的に廃ビルとなった、買い物中心の... 入口には、いつの物か分からないけど無駄に綺麗なガチャガチ... 僕らはこの中に足を踏み入れようと、立ち入り禁止の看板を無... 角を曲がった先には、未だに動いているエレベーターがあった... でもやっぱりそこで戻らないのがガキ大将。案の定僕らはエレ... 外観は古いくせに、中は意外にも広く綺麗だった。 一階一階上がって行き、最上階に着いた時。目に映ったのはと... 「なんだ、何も無いじゃんか。」 ここは廃ビル、どの階に行ったって散らかってるだけだった。... 僕らが困惑している間、エレベーターは止まる事を知らないか... #br 到着音が鳴り響く。 30秒程してエレベーターが止まった。 扉の先には、本屋のような、図書館のような空間が広がってい... 廃墟のはずなのに、あたりには人がちらほらいる。辺りは少し... 僕らは中を探索してみる事にした。ごく普通のありふれた本屋... 僕は記念に一冊、前々から読もうと思っていた小説を買った。... 僕のクラスによく来る、美術の先生だった。 先生は絵を描く事がかなり得意で、時には絵本を書いていた。... 僕は顔を見た時に、少し話しかけようと思ったが、なんとなく... 会計を済ませ、ガキ大将の所に行ってみたら、ガキ大将が立ち... #br 『お前を殺す方法』 #br 僕は目に映る事実を受け入れられなかった。何故こんな本を読... 不気味な感じがして、一部のメンバーとだけでも逃げようとし... ゴーン。 時計の鐘が鳴り響く店内、僕らはエレベーターに乗り込んだが... 扉が閉まり、店内から悲鳴が聞こえた。扉の隙間から、ガキ大... 建物を出た時、今までに感じたことのない安心感を感じた。 一部始終を目撃していた僕らは、すぐ家に帰った。 僕は夏休みの間中、ずっと考えていた。なぜ廃墟に本屋があっ... #br 夏休み明け、僕は約1ヶ月半ぶりに学校へ行った。 あの日、ガキ大将グループで廃ビルに行った事を話したが、誰... 僕の、僕らの恐怖体験はこれだけでは済むはずがなかった。 授業中、ガキ大将の方を向いてみると、様子が変だった。 目は真っ赤に充血し、体は震えていた。 ガキ大将率いるメンバーの一部も、同じ状態だった。 僕はその事を先生にこっそり話したが、授業中彼らに異変はな... それを聞いてなぜか頭が痛くなった。 給食を食べ終え、昼休み。急に気分が悪くなり、保健室に行く... 先生も、今日の意味不明な言動のこともあって、結局は保健室... 保健室に行く途中、僕はあまりの苦痛に倒れ込んでしまった。... 意識が朦朧とする中で、ある夢をみた。それは、あの夏の日の... 本屋の中で色々と物色していると、急に辺りが暗くなり、中に... 先生にクラスメイト、ガキ大将やその他諸々。 その後、一斉に僕を目がけて飛んできた。 そこで目が覚めた。 #br 僕は病室で寝ていた。周りには先生や医師が見守っていて、親... ある程度落ち着いてから、ふと窓を見た。 僕が買ってきた小説が置いてあったが、何か変だった。 あの日、ガキ大将が読んでいた本と、全く同じ状態になってい... 本を広げてみると、そこには大量の手型と、血文字で「おまえ... 何かを察して鏡を見てみると #br そこには、自分ではない-何か-が映っていた。 #br うわああぁぁぁぁぁぁぁ #br #br #br ---- 気がつけば、僕は死んでいた。 あの廃墟のせいなのか、鏡に映った自分を見たショックか、分... でも、まだ感覚はあるようだった。 僕は必死に今までの経験をノートに書き記した。 感覚が薄れていく、そんな中でも、必死に書いた。 ここにある文章も、今必死で書いている。 僕はこのノートを本屋に持っていくつもりでいる。 今やっとエレベーターに着いた。もうすぐ感覚が全て消える、... このノートが現世に残って&color(#808080){る間に、書き終え... &color(#999999){どうかこのノートが&color(#ffffff){一人で... #br #br #br #br #br #br #br #br #br &tag(tale); #br #br #br #br #br #br #br #br #br #br #br #br ページ名: